心も体も今すぐ壊して



私はリスニング室へ入る。
きっと、おじさんがいる。
こんな所でするなんて…おじさん最悪。




「ちょっとっ!!」


「あ?」




私はおじさんを見るなり、勢いよく文句を言ってやるつもりだった。


だけど…あれ?何か違う?
想像してた事が外れた…?




「あれ?今、女の子が出てったけど…襲ってたんじゃないの?」


「は?!テメー…俺を何だと思ってやがる。襲うほどうえてねーよ」


「…ふぅん。そうなんだ」


「俺は被害者だ。ったく、変な勘違いするな」




被害者?!
おじさんが襲われてたって事?
そんな事あるんだ…。