「何だったのかな」
「さぁな。案外あっさりだったな」
「心が追い付いてなかったのかな…。私達、色々あったから…」
「…かもな」
今私すごく幸せだよ。
愛する人と
心も体も通じ合えて。
本当に
心から満たされてるよ。
「ねぇ…悠也」
私は悠也の胸に頭を乗せて見つめた。
愛おしい人を見つめられるって
こんなに幸せな事だったなんて
初めて知ったよ。
「…まだ足りないか?」
「…足りない」
「フッ。…俺も」
私達は何度も体を重ねた。
今までの分を取り戻すかの様に。
何度も。
一つになるまでに…
沢山遠回りして…
沢山傷付けあったりして…
決して真っ直ぐな道ではなかったけれど
愛してる人と一緒になる事が出来て
私、本当に幸せ。
これからもずっと
永遠に
愛してる。
【END】