「……取りあえず…帰ろうな…」




泣き崩れる私の腰に腕を回して
立たせてくれると
一緒に車に乗り家へと向かった。


車の中では会話がなく
ただ私はぼ~っと外を見てた。


もう…これで終わり…?


悠也に…言ってはイケナイ事を言ってしまった…。
つらいのは悠也も同じなのに。




「ごめん…なさぃ…」


「………いや…気にすんな」




ただ謝る事しか出来なくて…。


愛があれば
どんな事でも耐えられると思ってた。


だけど…違うかったんだね…。


愛があるからこそ
耐えられない事もあるんだって事を…初めて知った…。