「バイト…どーなったんだ?」


「あ…うん……幾つか候補あるんだけど…」


「候補?好きにしな。芹香がしたいのすればいいんじゃね?」


「私がしたいの?それはね」



少しからかっちゃおう。
悠也、何て言うかな。
びっくりするかな。




「ホステス」


「ぶっ!!」




悠也は飲んでいたコーヒーを噴いて、私を鋭く睨む。




「あ?何考えてんだお前」


「あはは。ふ、噴いたっ。悠也が、噴いたっ。ははは。お腹痛い~!!」




笑いが止まらない。
悠也…もしかして妬いてる?
嬉しいのと可笑しいのとで、笑いが止まらないよ。




「笑うなっ!!…好きにしろっ」




えぇ?!
す、好きにしろ?!