とうとう学校へ来てしまった。
相変わらず広い学校。
リスニングルームは三階だったかな。
私は資料を持ったまま三階のリスニングルームへと向かう。
途中じろじろと見る生徒達。
私…浮いてるのかな。
去年まではここの生徒だったんだけどなぁ…。
リスニングルームの部屋の前で立ち止まると、ゆっくりと扉を開き中を覗いた。
「も~。悠也ったら~。相変わらずね~」
「そうか?何も変わんねーよ」
あの人は…誰?
同じ…教師だよね?
今……悠也って……言った…?
白衣を着た女の人が楽しそうに悠也と話しをしてる…。
相変わらずって事は…知り合い…なの?