最後に部屋に入って来たのは。
…先生?
「…久し振りだな」
「…どうして…先生…が?」
「颯斗から…聞いてな……」
「颯斗…から?……颯斗…」
ってあれ?
颯斗と蓮と陽がいない?
どこ行ったのかな?
静まり返った部屋。
今リビングに居るのは、先生と私だけ…。
「………芹香…」
先生は私をギュッと抱きしめる。
力強く、苦しいぐらいに抱きしめる。
「……ごめんな…」
「……どうして…何で…」
「……こんな事…言える立場じゃねぇのは分かってる………でも……」
心臓の鼓動が高鳴る。
ずっと…私が必要としていた…胸……先生の腕の中…。
とても心地いい。

