「あ、あのね…」 あたしも何か言おうとして蓮に話しかけてみる。けど… 「なっ、なに?」 なんて聞かれて「うぅん。なんでもない」 そう言って俯いたあたしの頬を、少しだけ暖かい風が撫でた。 本当は、色んな事を話したいのに。 時間だけがドンドン過ぎていくばかりで…気付いたら、あたしの家の近くまで来ていた。