【美月side】 「れん…?」 幻かと思った。 今まで見た事ないような真剣な瞳で、あたしの瞳を真っ直ぐと見つめている。 そしてツカツカとあたしに近づいてくると ガシッと、あたしの腕を掴んでグイッと体を引き寄せた。 「れ、蓮!?」 戸惑いながら、蓮の顔を見上げたら、その視線は雅先輩へと向けられていて 「美月は渡せない。誰にも、渡さない」 そう一言、ハッキリと告げた。