“美月!美月!” 心の中で何度も美月の名前を叫んだ。 瞳に沢山の涙を溜めながら、強がって笑う美月の顔が頭から離れない。 あんな悲しい顔をさせるつもりはなかったのに。 無我夢中で廊下を走った。 早く美月の元に行かなきゃ。もう、自分の気持ちに嘘をつくのはやめだ。 ハァ…ハァ…と息が苦しい。 そしてようやく美月の後ろ姿を見つけた時 美月に迫る雅先輩の姿が見えて俺は気づいたら 美月の名前を叫んでいた。 “美月に触るな!!” それ以上…美月に近づくんじゃねぇーよ!!