1人女の子の後ろ姿を見送っている蓮を見つめた。
“蓮…何を話してたの?”
“あの子の事が好きなの?”
色んな感情が襲ってきて、息をするのさえ苦しいよ。
制服の胸元をギュッと掴んで、そのまま膝から崩れるようにゆっくりと床にしゃがみこんだ。
壁に背を向けて息を整える。
分かっていたはずだったのに。
いつか蓮に彼女ができる事。
分かってたはずなのに。もしも、本当に蓮に彼女ができたらどうしよう…。
あの子が彼女ならどうしよう…。
あたしは、どうしたらいいの…?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…