部室を後にして校門に向かう途中も、隆は「いい加減気持ち伝えたらどうだ」としつこい。 「早く気持ち伝えないと、あの先輩に美月取られるぞ」 「うるさい。そんな事分かってるさ」 そんな事…隆に言われなくても分かってる。 最近、美月が相川と仲良くなってから美月の環境がガラリと変わった。 いつの間にか、俺が知らない表情で、俺じゃない…あの先輩…雅先輩の隣で笑ったりしてる。 そんな美月を見て俺の心が穏やかな筈はない。