「ホント素直じゃないねぇ蓮くんは」 「だから、なんだよ?なにが言いたいんだよ?」 含み笑いを浮かべながら、俺の顔をジーと見つめる隆に苛立ちを感じていると 「美月とあの先輩の事が気になってるくせに」 ズバリと心を見透かされたような視線で言われて 俺は思わず隆から視線を逸らした。 「ホラ。ヤッパリそうじゃねぇか」 「うるさい、ほっとけ」 自分のロッカーのドアを開けて中に入れていた鞄を取り出し、早く帰るぞと促した。