「ねぇ、コレは?なんか似合いそうじゃない?」
「うん、いいかも。あっ、コレもなんかいいかも」
留美とあぁでもない、こぅでもないと色々なショップで探しまくった。
「ねぇ、これなんてどうかな?」
隣でぬいぐるみを見ていた留美に声をかけた。
あたしの手には、星の模様がついたリストバンドと、吸水性が良さそうな、同じく黄色の星がついたスカイブルーのタオル。
やっぱり使ってもらう物がいいから。
そして…小さなハートがキラキラ光るストラップ。
実はオソロであたしのも買うつもり。
小さなハートなら、いいかなって思って…。
「それいいよ!蓮くんに似合いそうだよ」
「そう?よかった」
留美の言葉が嬉しくてタオル達を抱きしめて笑った。

