「どうしたの?美月。さっきから急に黙り込んじゃって」 隣に座っている留美が、あたしの顔を心配そうに覗き込んだ。 正面に座ってる由香里もどうしたのと心配そうだ。 「うぅん。なんでもない」 強がってみせても、2人には通じなかったようで 「何か気になることがあったら言いなよ。美月はすぐそうやって自分で背負いこもうとするんだもん」 「由香里…」 「そうだよ。駄目だよ。ちゃんとあたし達を頼ってくれないと」 ねぇと笑い合う2人に涙が出そうになった。