ちょうどコーラを飲んでいた由香里は、ストローから唇を放して 「あぁ、いいの。なんか今日用事あるって言ってたし。 あたしも、たまには美月や留美ちゃんと一緒に過ごしたいしね」 ニコッと微笑む由香里に思わずテーブル越しに抱きついた。 「由香里ぃー大好き」 「分かった。分かったから離れて。暑いよう!!」 ファーストフード店に由香里の叫び声と「由香里ぃー大好き」のあたしの声と、楽しそうに笑う留美の笑い声が響いた。