「美月、きょう蓮くん決勝なんでしょう?ずっと蓮くんのこと好きだったんでしょ?あんたが応援いかなくてどうするのよ」 「………」 「とにかく、後悔しないようにね」 そう言い残すと、お母さんは静かに部屋から出て行った。 お母さんがいなくなってから、ゆっくりとベッドから起きた。 “後悔しないように” お母さんの言葉がグルグル頭の中で回り 立ち上がったあたしは、クローゼットの扉を開けた。