「うるさいな…放っておいてよ」
お母さんに背を向けるように体を丸め膝を抱えた。
「美月。きのう、なにがあったか知らないけど…あまり意地を張りすぎるとロクなことないよ」
「別に…意地張ってないもん…」
あたしの言葉に、ハァ…と呆れるお母さんのため息が頭上に聞こえた。
「意地っぱりでしょう?美月は」
「ふん」
「ふんじゃないわよ。いっつも大事な時に意地張って後悔してるの、お母さん何度も見たけど」
うっ…と言葉を詰まらせた。
確かに、思い当たる出来事はいくつもある。イヤというぐらい…いくつも…ある。
メニュー