「けど、大丈夫か?もう真っ暗だぞ」 心配そうな顔の蓮。だけど里穂さんは大丈夫と蓮の言葉を聞かない。 「大丈夫だって。あたしの家、ここの近くだし」 「けどさ…」 本当に大丈夫なのか?と聞く蓮の手が軽く里穂さんの腕に触れた。 それだけなのに… なんでこんなに苦しいのよ!? 「送ってあげて。蓮。あたしは大丈夫だから」 「美月?」 「里穂さん。きょうは、本当にありがとうございました」 ペコっと頭を下げると2人から逃げるように 「美月!?待てって!!」 蓮の制止も聞かずに走り出していた。