【美月side】 ─────── ──── 静かな公園のベンチで肩を揺らして嗚咽まじりに泣くあたしに 「はい、これ」 里穂さんが隣に腰を下ろしてラベンダーの香りがするハンカチを渡してくれた。 「あ…ありがとう…」 それを受け取り涙を拭くけど、まるで張り詰めた糸が切れてしまったように涙が次から次へと溢れ出す。