【美月side】
「じゃあ、あたし先帰るね!あしたの試合!頑張って!」
そう笑顔で言った。泣かないように心配かけないように。
蓮達に背を向けて走り出した瞬間、我慢していた涙が溢れてきた。
なんで涙なんかでるのよ…?あの人のこと、同級生って蓮、言ってたじゃん。
不安になる必要なんてないじゃん!
そう心に言い聞かせてたけど本当は気づいていた。
あの人が単なる同級生じゃないことを…。
蓮が好きだから、気付いたんだ…。
あの人が同級生より、もっと深い関係の人だって…そしてあの人が蓮を好きだってことも…気づいてたよ…。

