【美月side】
蓮と付き合い始めてもうすぐしたら1ヶ月が過ぎようとしていた。
蓮は相変わらず忙しくて部活に明け暮れる日々を過ごしている。
試合にも順調に勝ち進んでいてエースである蓮の人気は他校の生徒達にも広まっていて、時々、他校の生徒達が蓮を見たさに校門の前で待ち構えてるぐらいだ。
だけど蓮は涼しい顔で何も言わずに通り過ぎる。
「いいの?」と聞いたら「だってさ、何て言えばいい?待ってくれてありがとうって?俺には美月がいるんだ。気を持たせるようなことはできない」
そうハッキリと待っていた女の子達に聞かせるように。
ワザと大きな声で。
その行動に少なからず安心しているあたしがいた。
きっと今日も、蓮は同じようにするだろう…。きのうも、一昨日も…、そして…今日も…そうすると思っていた。

