「美月!!待っていてくれたのか?」
「うん。だって、明日試合でしょう。なんか…ジッとできなくて…」
そう言って鞄の中をゴソゴソとすると
「これ、作っちゃった」
『高城 蓮 ファイト!!』
とカラフルな色で書かれた団扇。
「なにこれ。なんかアイドルの応援みたいだな」
クスッと笑っていうと、そんなにおかしい?と不安げに団扇を見つめる美月。
「ごめん。嬉しいよ」
美月の頭をポンと軽く撫でると、嬉しそうによかったと微笑んだ。
「美月の為にも、あした絶対勝つからな」
「うん」
微笑みあって一緒に肩を並べて校門をくぐった。

