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近くの水道で傷口を洗ったあと持っていたカットバンを貼ってくれた蓮。
「軽い傷でよかった…跡に残ったら絶対に許さなかったよ」
まだ怒りを鎮められない蓮に大丈夫だからとなだめて何があったから説明した。
「そっかぁ…律子先輩達が…」
「うん。って…蓮、知ってるの?」
「え?あ…うん…。同じ中学の先輩で、一度、高1の時にずっと好きだったって告白されて振ったことあったから…」
気まずそうな顔で話す蓮。
「そっかぁ…」
「うん…」
そっかぁ…あたしより前に律子先輩勇気を出したんだ…。
そして、振られてからもずっと蓮のことが好きだったんだ…。
それなのに、あたしみたいなのが彼女になって…辛かったよね?律子先輩。
あたしなんかに「ごめんね」って謝って辛かったよね…。

