「どうしたの?蓮。部活は?」
へたり込んだまま聞くと、そんなこと言ってる場合じゃないだろうって怒ってる蓮。
「落ち着いて…」
「落ち着いてって…美月、大丈夫なのか!?なんか怖そうな先輩達から囲まれてるって聞いて慌てたんだぞ!」
そっかぁー…だから駆けつけてくれたんだ。
大事な時期なのに部活の練習抜け出してまで…
なんか…凄く嬉しいな…。
嬉しくて、ウフフと笑うと、あたしの手を引いて立ち上がらせてくれた蓮は、右膝の傷に気づいてどうしたんだよ!?と怒りを露わにした。
「笑ってる場合じゃないだろう?なにがあったか教えろよ」
真剣な瞳で怒る蓮にごめんと頭を下げた。

