【美月side】
朝のコートでの出来事はクラス中だけじゃなく校内中に広まったようで
この日は1日中、廊下ですれ違う度に「あの子よ。高城くんから交際宣言された子」と口々に噂された。
その度にピクリと反応して頬を赤く染めていると留美がパンとあたしの背中を叩いた。
「イタイよ…留美」
「猫背になってるよ。美月。美月は高城くんの彼女なんだから、堂々としてればいいの」
ほらっ!ともう一発背中を軽く叩く留美。
「そうだよね?」
「そうだよ」
ニコッと微笑む留美。
うん。そう…だよね。留美のいう通り。堂々としてればいいんだ。
堂々と…。

