【蓮side】
「蓮!お前、朝っぱらからなに恥ずかしいこと言ってんだよ!?」
コートに戻ると隆や先輩達から一斉にからかわれた。
うるさい。放っておいてくれ。俺だって、今メッチャ恥ずかしいんだ。
だけど、美月が周りの女の子達から冷たい視線で見られて縮こまってる姿を黙って見逃すことができなかったんだよ。
美月は俺が守るってそう決めたから。
「お前、マジで恥ずかしい奴」
しつこく俺をからかう隆に「うるさい!」と文句を言って軽く蹴りを入れると「イテェ!」と大袈裟に痛がる隆と笑う先輩達。
「はい、蓮をからかうのはそこまで。練習再開すっぞ!」
「「「はい!」」」
キャプテンの声で、再び練習を始めた。
見上げた空は雲一つない青空だった。

