あたし…キスしたんだ!蓮とキスしたんだ! 突然止まっていた時間が動き出したようにブランコから飛び降りてグルグルとあちこちを歩き回った。 「み、美月?」 蓮が心配そうにあたしの名前を呼んだ。 「だ、大丈夫。ちょっと…ビックリしただけ…」 どうしよう?かなりテンパってるよ。 うわっ!うわっ!うわっ!! 恥ずかしい!!恥ずかしいよ!! 「美月!美月!!」 両肩をガシッと掴まれてハッと顔を上げた。