「あっ、なんかイルカのショーあるみたいだよ。見に行こう」 案内板を指差してパァと明るい笑顔で微笑む美月。 「あ、あぁ」 ゆっくりと肩を並べて歩く。これぐらい慣れているはずなのに 美月の肩が俺の腕に触れそうになるだけで自分で驚くぐらいに心音が跳ね上がる。 今は美月の手を繋ぐことさえ、戸惑ってしまう程だ。 さっきまで自然に繋げてたくせに…。 マジでヤバいぐらいドンドン美月を好きになってるよ…。