チラリとバックからお弁当を取り出す美月の顔を見ると、俺と同じくらい顔が赤くなっている。 美月も俺と同じでドキドキしているのか? 俯きがちに「はい」と紙皿とプラスチックのフォークを美月から渡されて「お、おぉ…」と小声で受け取った。 「おいしいか…ちょっと不安なんだけど…」 モジモジと弁当箱の蓋を開ける美月。 美月が作ったものなら、たとえ美味くなくてもなんでも全部食べてやる。 「はい」と目の前に出された苺柄の弁当箱の中には、色鮮やかで美味そうなおにぎりとおかずがギッシリと入っていた。