「美月、今度あっちやろう」
自然にあたしの手を握って、あれがしたいと駆け出した。
ねぇ、蓮。
あたしね、ずっと夢見てたんだ。
こんな風に蓮と2人で手を繋いで歩くことが。
「美月、これやろう、これ!」
まるで子供みたいな笑顔で瞳をキラキラさせながら
「曲どれがいい?」
太鼓の達人のバチを持ちながらハシャぐ蓮。
「蓮が好きな曲でいいよ」
「そぅ?じゃあこれ。負けねぇからなぁ」
「あたしだって」
2人で夢中になって何度もやった。
結果は全部蓮の勝ち。
ヤリィ!とガッツポーズ取ってニカッと笑う蓮。
「手ぇ…しびれた…」
「あたしも…」
やりすぎて痺れた手を互いに振りながら笑い合った。
こんな時間が永遠に続きますように…。
気づいたらそう神様に祈っていた。

