その顔が、余りにも可愛くて、このフェンスがなかったら 今すぐにでも目の前にいる美月を抱きしめたい気持ちにかられ 思わずフェンスをギュッと握りしめた。 その指を、ソッと美月の細く長い指が触れた。 トクンと鼓動が鳴り響く。 まるでこの世界に俺と美月しかいない錯覚に襲われた。 ───が、そんな錯覚は 「おい!蓮!いつまでサボってるんだ!?」 隆の声が響いてきて一気に現実へと引き戻された。