「先生~、好きなタイプの人は?」


「優しい人かな?っと
質問はこれぐらいでいいですか?」


え~と皆が言ってるけど時間がね…。


「出席取りますね、名前間違ってたら言ってください。」


―――――――――――――――………


「草川 優衣さん。」


「は~い。」


草川さんはパッと手をあげる。

あっ、草川さんはさっきドアの所にいた子か。


えぇと次は…


「ぇっ…?」


クラス表を見て一瞬固まってしまった。


えっ?えっ?

この人って昨日の…


「先生ーどうしたんですか?」


またもや生徒に呼ばれてハッとなった。


「あっ何でもないよ。」


ドクンッ ドクンッ

いやいや…まさか無いでしょ?
同姓同名なだけじゃ…。



「高木 優次郎くん…?」