「どうして? うーん、どうして・・・」 母は幼い私に分かりやすいように 言葉を選びながら話してくれた。 「死ぬっていうのはね 上にいる昔の家族のところに 戻るだけなのよ。 確かにココの家族とは お別れしないといけないけど、 悲しいことなんてないのよ? 上にいる家族と また今と同じような生活を、 楽しむだけだから。 そしてまた時が来れば、 この世界に降りてきて 同じような生活を楽しむ。 死ぬっていうことは 新しい生活を始めるための 大切な第一歩なの」