怖いです


「死ぬのは怖い?」

母が急に聞いてきた。

私は一言、

「怖いよ」

と言った。

「やっぱり怖いんだね。

 あなたはまだまだ子供だし」

母は私のほっぺをブニブニ触り、

「餓鬼」とつぶやいた。

ムッときた私は

「ママは怖くないのッ?」

とむきになって聞いた。

「怖くないよ?」

あっけない母の返事。

私はボーっと母の顔を見て

「どうして?」

と、つぶやいていた。