「…は?」 空気を震わす担任の声に、 「そしたら、もう、“先生”と“生徒”じゃなくなる。 そしたら…“先生”と…。 恋だって出来るもんっ!!」 写真を選ぶ他の生徒もいるってことは、わかってる。 でも… 「あたし… あたし… どうしても…。 どうしても…」 感情のコントロールなんか全然できなくて――― 「“先生”のことが好きなんだもんっ!!!」 担任を困らせることをわかっていながら、そう口にした。