「いっとくけど。
俺、一人暮らしじゃないから」


綺麗なマンションの前。


「ここ、俺ンち」


そう言った後、担任はあたしに釘をさす。


「だから、おとなしくしてろよ?」


…って!?
…え?
どーゆーこと?
どーゆーこと?


担任の意味深な発言に胸を躍らせるあたしの前、


「はぁ…おまえ…。
想像までもが図々しい」


頭を横に振りながら、担任がドアを開ける。