ったく―!
さっきからいったい何なんだ―!!


あたしで遊ぶな!
ちゃんとらぶらぶデートを演出しろ―!!


心の中では絶叫しながらも、担任の後をついて歩き、ついつい…担任の持ってくるものを片っ端から試着するあたしに、


「おまえ…いい…。
グッ…ジョブ…!」


担任はあたしに親指をつきたて、おなかを抱えて転がりまくり――


って、こんなのありですか?


こんなの、あたしの憧れのデートじゃない!!


だから…


「笑わしてくれたお礼に、買ってやるよ」


レジに向かって歩き出した担任を置いて、


「もういいっ!!」


ビルの出口に向かおうとしたら…