母から電話で弟の体調が悪く今病院だと言われ急いでいく
色んな検査をした結果悪性の
骨肉腫癌。
余命五年 母も倒れそうになった。
知的障害で小さい頃はいじめられ父と母が離婚し母について行った先でも気を使って暮らしていた弟。タバコ お酒も飲まなかった弟。楽しみはゲームだけが楽しみでよくソフトを買ってとせがまれて買った。
五年て誰がきめたん?
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何もゆえない涙が勝手に出てくる
告知はせずに弟は病気は良くなると信じていた。
五年目に入って足が動かなくなり寝たきりになった。
それでも「僕 治る またゲームする 」
もう何もゆえなくなった
それから私も弟の痛み、それを抑え切れないけど少しは楽になると言われる、麻薬の投与。
私の病気なんて馬鹿みたいに思えた。食べれなくなり薬づけ
顔色も悪くなり麻薬の副作用で譫言をゆうようにもなった。
弟の名前を呼んでも返事がない
それでも名前を呼んだ
意識が一瞬もどり「僕 おなかいたい・・・胃カメラ飲んだら・・なおる」「せんせいにゆうて
くるしいよ〜」
「わかった、先生にゆうてあげるからわかったよ」
まだ弟は胃カメラ飲めば治るんだと信じていた。
意識がなくなり完全に返事がなくなってしまった。
弟の名前を呼んだら寝返りをうって「なに? 」と一言聞こえた。看護婦さんが走って来て、今心音がとぎれました。
最後の最後迄治ると信じて頑張った弟。
最後の一言もよく私が呼ぶと
「なに?ねえちゃん」といっていた。
もう聞けない。そばにいない
昔のように電車も乗れないやん!なんでなん!と倒れこんでしまった。
時間が過ぎれば余計に冷静に
思い出してしまい一人で泣いている。弟のほうが強いよ
ねえちゃんは今でも泣いてるよ
アカンな。
「ねえちゃん何でないてる?」
「おかしいよ」て笑ってるかも