そんなこんなで
小学校卒業。


希望もクソも無く
中学校に入学。




だぁれも味方なんて居なくて。
どおせなら、
みぃんな嫌いになろうと決めた。


嫌いな人には嫌われたってツラくないから。




中立な感じで優しいふりや同情する人は笑顔でスルー。




あからさまに絡んでくる人には完全な無表情。

泣いたりしたら面白がる。反応しないのが得策。


そんなつまらない知恵を味方に
毎日やりすごしてみた。




思えば墓穴堀りっ放し。

暗すぎな思春期を過ごしてしまったと思う。


この時期の行動の為に
私は未だにリアクション下手である。


わざと無反応、無表情を貫いた結果

驚いてるのに驚けない
喜んでるのにそうみえない
悲しいくせに悲しい事に気付かない



なんだか客観的に見ると珍妙な人になってしまった。


他人を居ない物として無視することばかり頑張ってた。
自分を守る手段として下らない事ばかりしてた。



何度屋上から飛び下りてやろうと思った事か。


…でも、みんなが喜ぶだけだからやめた。
唯一大事な家族が迷惑して、逆に嫌いな奴等を喜ばせるなんて不本意だ。


我ながら捻くれまくったガキである。


そんなこんなで
中学校、生きて突破。