ウチはじいさんの代から、和牛繁殖をやっている。 生活の為、牛を養い、食肉となる子牛を生ませ、育てて売る。 それでも愛情を持って養い、病気やケガをして苦しめば可哀想だと思う。 時に徹夜で、逆子のお産に立ち会い、その子牛を大切に育ててそして売る。 売られる為に牛舎から連れ出された時は、いなくなった子牛を探して、親牛は鳴き続ける。 その鳴き声に耳を塞ぎたくなる。 それでも牛を売る。 生きる為、生活の糧とする為に。