扉の外の深く静かな夜明け前の空気の中、ブルーの姿を探す ブルーの細いシルエットが、地上からわずかにそそぐ街灯で、浮かび上がる ワタシは幻のようなその姿に、息をのんだ 「まるで亡霊みたいだね」 ブルーは少し笑った 非常ドアの緑の光でワタシの顔だけが黒い服からうかび上がって見えてるんだろう 「レイから聞いたんでしょっ……」 レイは最初の頃、ノートPCの画面の光だけ暗闇で見てるワタシを見てよく驚いてたっけ ――自分が霊のクセに…… それを今思い出すと、ちょっとおかしくて、ちょっとさみしい