「………マジで!!??
夢に出てきたヤツと一緒か!?」




あたしの両肩を掴んで大きな声で話す。



…………肩痛いっての!!




「わかんないわよ!!
あたし、ほとんど覚えてないんだから!!」




「はあぁぁぁん!!!!???
今から思い出せ!!
死ぬ気で記憶をたどれ!!」





はあぁぁぁん!!!!!!?????



何言ってんのコイツ!!



「ちょっ、なんでそんなに必死なのよ!?」




正夢になっただけじゃないの?




「お前なぁ、わかんねぇのか!!?

俺らみたいに霊感があるヤツの夢に入れんのなんて、妖怪しかいねぇだろが!!」




…………夢に入る……?




「あ、あれって夢に入ってきたの!!!??」




「バッカかお前!!!

あきらかに普通の夢と違っただろ!!」





そう…………言われてみると
やけにリアルだったかも……