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「あり得ないって、ホント……」




「仕方ねぇだろ…」





あたし達が、やっとの思いでやって来たのは屋上。





あのケンカで昼休みが終わっちゃったから、仕方なく5時間目はサボり。





「よくもまぁ、あんな所でケンカするよなお前ら。」




おまけに、風哉くんも授業がなかったみたいで一緒にいる。



どんな教師だ………





「いきなり鴇葉が殴ってくるし。周りなんか見てなかったっての。」




「あんたが殴られるような事、するからでしょ。」




無視されるの、無性にムカつくんだもん。





「お前ら…それでなくても目立つのによ。更に目立ってどーすんだ。」