「ねぇ、男かな?女かな?」 楽しそうに聞いてくる偲那。 「別にどっちでもいいじゃん。」 あまり興味ないし。 「良くないわよ!! どーせなら、カッコいい男がいいなぁ。」 なんて偲那が言った時、ちょうど朝のホームルームが始まるチャイムが鳴った。 「ほら、さっさと席につけー。」 入ってきた先生。 みんな転校生の噂からか、いつもより席に着くのがはやい。 「よし。じゃあ… なんと今日は珍しく転校生がやってきた。 入ってこーい。」 そんな先生の声に、がらがらと扉を開けて入ってきた …男。