「…ほんっと……あの弟は…!!」




なんか最近あいつと言いあうのが習慣化されてきてるな…




なんてことを考えながら、学校へ行く準備をした。






軽く朝ごはんを食べて、いつもの様に颯悸の家へ向かう。





玄関の扉を開けようとした時




「いってきまー…ぅおっ!!
…なんだ鴇葉か。」




タイミングよく出てきた颯悸。




「なんだとは何よ。
珍しく今日は早いじゃない。」




学校のある日に自分から出てくるなんて。





「あー…
なんか変な夢で目ぇ覚めてさ。」




しゃべりながらあたし達は歩き出した。