そのまま、もう一眠りしようとベッドに倒れ込んだら



「おい、鴇葉。
今日は早く起きるんじゃねぇのか。」



ドアにもたれながら煉斗が言った。




「なにいってんの……
今日は土曜日………………」



どようび?







「………あぁっ!!!!!!!!!!」





今日はあの妖狐の新しい社を探すんだった!!!!





「もっと早く言ってよバカ!!!!」




そう叫びながら、勢いよく飛び起きる。





「人が言わなきゃ、2度寝3度寝してたくせに……」



そう言いながらハァとわざとらしく、盛大なため息をつく。





「…………ぅるさぃ…。


もう着替えるんだからさっさと出てって。」




クローゼットを開けながらそう言うと




「お前の裸なんて、誰も見たくねぇよ。」




ボソッと呟いて出ていった。






「聞こえてんのよ…アホ煉斗。」




後で一発しばいてやろう。




そう思いながら、着替え始めた。