SEVENTEEN 短編集




真っ白な可愛いネコが
あたしの前に
飛び出て来て

あたしを見つけ
しばらくあたしを睨み

その後近寄るやいなや
あたしの涙を拭うように
あたしの頬を舐めた
あたしにはネコが
大丈夫?と言ってくれて
いるようで愛しくて


ネコなんて
飼った事ないし
動物はどちらかと言えば
苦手だったのに

あたしはネコを
抱き上げ首輪もなにも
ないのを確認して
そのまま家に一緒に帰った