職人の娘。

中学生になったあたしは、誰もが頷く不良になった。


別に事情なんてないし、特別な理由も持たないで。


昼前に起きて、とりあえず学校へ行き、悪友達と合流してから街へ繰り出す。


手当たり次第喧嘩して、相手から金目のものを巻き上げる。


夜になれば、単車でひたすら走り回り。


朝方帰ってきては、そのまま眠る。


そんな生活が、ただ続いている。


子供の頃から強かった喧嘩は、相変わらず強いままで、地元じゃ完全に名前が通ってた。


クラスの奴らは声すらかけてこないし、三者面談からは、あたしの名前は外されていた。


そんなあたしにも、親友が出来た。


二つ並びのクラスの葉子。


葉子と二人、とにかく荒れて荒れて、不良根性をあらわにした。


この日も、あたしは葉子と屋上にいた。


「まじかったりい−」


地面にねっころんで、煙草をふかす。