魔法使い雲ちゃん



「お父さん好きー?」


那津との帰り道。
あたしは思ってた事を口にした。



「……。」

帰り道は人がいっぱい。
だから那津は口を開かない。



「ねー、那ー津ー!!」

あたしはビュンビュン車が通る道路にむかって叫んだ。