「人間じゃない事は確か、かな?」 「は?」 「じゃあ…試してみる?」 あたしは手摺りに手をかけ、飛び乗った。 「おい、バカ!!」 慌てて那津は、あたしに駆け寄る。 「だから…大声出すなって言ってるでしょ?」 「下りろよ、あぶねぇんだよ」 危ない…ねぇ。